浮気調査の結果、対象者が浮気をしていたということはほとんどなのですが、中には「尾行中にホテルに入ったら、とか女の自宅に行ったら連絡下さい。」というご依頼者様もいる。つまり、現地に乗り込みたいという気持ちです。 探偵事務所は基本的にその様な部分には立ち入りませんが、中には刃傷沙汰でも起こしかねない凄みのあるご依頼者様もいます。場合によっては現場まで同行し、何かあったら止めるということもあります。 ある男性のご依頼者様が、奥様の不倫相手のアパートに乗り込んだときの話ですが、探偵調査員がマンションの廊下で待っていると、部屋の中から「裏切り者~!」という声と共に皿などの割れる音が響きました。 慌てて玄関扉を開け、部屋を見てみると室内はぐちゃぐちゃで、タオルを巻いた奥様がオロオロと慌てふためいていました。 その隣には全裸で毛布を羽織り、片手にスマートフォンを持った不倫相手の男性が呆然と立ち尽くしています。 探偵調査員は玄関口に立ちながら、旦那さんの荒れっぷりに唖然として、立ち尽くしてしまいました。もちろん、何かあったら止めようとしていたのですが・・・。 5分後、何故か警察がやってきました・・・不倫相手の男性が自ら通報した様です。 旦那さんは警官に取り押さえられ、そこで何故か探偵調査員も捕まってしまいました。 不倫相手の男性の話によると、「玄関口に立っている男が怖くて逃げられなかった」と言うのです。 実際、その探偵調査員は見た目もがっちりしていて、お世辞にも人相が良いとはいえない男でした。もちろんすぐに事情を説明し解放されましたが、それ以来この探偵調査員は修羅場への同行は拒否し続けています。 修羅場になる場合というのは、不倫相手の男性が旦那さんに対抗しようとした時に起こりやすいようです。(キャットファイトみたいなものでしょうか・・・) 奥さんだけだと旦那さんが一方的に浮気を責めるという感じになります。夫が妻の浮気現場に乗り込むというのはケースとしては非常に少ないようです。 女性は逆ギレするケースもありますし、男性は通常その様な現場に行くのを恐れるんですけどね。一般的には、みじめな気持ちになったり、相手の男と喧嘩になるなどを避ける様なところがあるようです。 浮気現場を見られた側は、割と冷静に立ち回ろうとすることが多いようですが、現場に踏み込んだ側の感情は頂点まで高ぶっている場合がほとんどのようです。 実際には絶対に行わないよう参考までと受け止めてください。 |